すべてのシーンがPCやスマホなどの画面だけで表現された斬新な構成。アイデアの勝利…だけかと思いきや導入部の15分くらいの背景描写だけで泣かせてくる。
インド系で若干27歳のアニーシュ・チャガンディーの初監督作品。韓国系のキャストなのはスポンサーの関係?パパどっかで観たなと思ったらスタートレックか。
ミレニアル世代によるスクリーンライフ作品らしく、eMail, SMS, Facebook, Instagram, Twitter, GoogleMap, Tumblr, YouCastとあらゆるWebサービスが登場。それらに残る娘の痕跡を探していくなか、父親の焦りが手に取るようで、娘を持つ身としては身につまされ、何度か泣かされそうに。
脚本もなかなかで、途中2度ほどの横展開もなんか伏線の貼り方がこれ見よがしだな?と疑いつつも本筋までは見抜けず。
本作をプロデュースし「ナイト・ウォッチ」や「Wanted」などの監督カザフスタンのティムール・ベクマンベトフのスクリーンライフ作品「Profile」も観てみたい。