【見れば見るほど複数の伏線に気付かされる良作。真実とはなんなのか考えさせられる映画👩🍼🐢👧】
2019年のフランスと日本の合作映画。
●あらすじ●
舞台はフランス。主人公はファビアンヌ(フランスの超ベテラン女優。化粧バキバキの魔女のような女性。キングオブ女優プライド)。彼女が自伝本を出版するにあたり、娘のリュミール(痩せ細ったあまり顔色の良くない背の高い女性)が家族と一緒にロサンゼルスから訪ねてくる所から話しが始まる。ちょうどその頃から、ファビアンヌは映画の撮影が始まり、そこに同席することとなるリュミール一家。二人の親子関係。過去の物語が徐々に明かされていく。
📽感想📽
一度見てもピンとこず、2.3度と繰り返してみていくうちに、色々な伏線がある事に気づいていく。
真実。
ほんとこの映画、なにが真実でなにが真実じゃないのか分からん。でもほんとそんな事はどうだっていいのかもしれん。
本当にリュミールが子供の頃に出演した劇にファビアンヌは来てたのか?→ファビアンヌはそう言うことでリュミールとの関係修復を図ろうとしたのかな?って思ってたり
本当にファビアンヌはリュミールの事を思って魔女の役を引き受けたのか?
リュックは最初からやめる気はなかったのか?
ハンクは主役を取るまで酒をやめると言っていたのか?←これは言ってなかったけど、リュミールは「言った」って言ってハンクに怒りよった。
亀のピエールは本当に父親なのか(笑)
記憶って曖昧なもの。その連続で生きてるんよな。俺らって。
ほんと"真実"ってなんやろうな。みんなが言ってることが本当に思ってる事ではなくて、人に好かれようとかよく思われようとか思って何者かを演じているのかもしれん。
その演じている人物が真実となっていくんよなぁ。
その曖昧なことにより認識のずれがうまれて、仲が悪くなったりするんよね、人間関係って。
ファビアンヌの人間性はほんとクソやと思って最初は「そんなん言わんでいいやん」って一言をわざわざ言うきイライライライラして見よったけど、2度3度と見ていくうちに、なんかそれも面白くなっていき、可愛らしくも思えるようになっていく不思議さ。
ファビアンヌを見よったら、プライドって邪魔よなぁ。生きていくのに。とか思ったなぁ
でもそのことについてはファビアンヌも気づいちゅうんやろうな。でも折れることができん自分に自分もイライラしながら生きていきゆうんやろうね。でも現実の俺らもそんな所あるよなって思ったり
ファビアンヌは本当にリュミールを思ってたのかなんて、ほんまのところは分からんよね。今を大切にすればいいんよね。
あとはやっぱりイーサン・ホーク。
ほんと自然な演技。ダメな父親って感じやけど、凄い家族思いな感じで。レストランで子供の相手をしている所、3人でパリ?の夜の街を歩いている所の雰囲気。やっぱ素敵な俳優やなぁ。
🎞こんな人におすすめ🎞
今回は難しいなぁ
●誰でも(笑)
38本