是枝監督作品と知らずに鑑賞。
バイアスなしで見た感想を書きます。
とにかくわがままな元大女優が全てに対して悲観的な言葉で受け答えする。
最初は、イヤなおばさん。としか思ってなかったが、そのひねくれた言葉が癖になってくる。
まるで漬物のように、なんか食べてるうちにとまなくなっちゃう感じ。
言葉も絶妙で表現が少しオシャレだったり、心のどこかで、あぁ自分もコレぐらい言いたいこと自由にいえたらなぁ。と憧れたりもする。
ストーリー起承転結は薄く、淡々の進むわがままなおばちゃんワールド楽しみになるが、イーサン・ホークがギターを弾き出したあたりから、家族がテーマの映画であることを確信する。
どれだけわがままで口が悪くても、嘘つきよりは良いし、口に出す出さないの差でしかない。
家族の在り方に正解はなさそうだし、母親像も各々理想はあってもコレも正解はない。