フランスを舞台にしてるけど、内容はいつもの是枝監督らしく家族の物語。
大女優である母の自伝の出版記念に合わせてニューヨークから駆けつけた娘が、自伝の内容に嘘があるとケチをつけて母へのわだかまりをぶつけていく話。
この母娘がちょっと是枝映画の樹木希林と阿部寛みたいな感じなんだよね。
カトリーヌ・ドヌーヴ演じるファビエンヌの映画撮影が並行して描かれて、この傲慢な女優が母と娘の逆転した役を演ずることでだんだん娘に対する態度に変化を見せて、最後に娘にサラッと真実を伝えるのがちょっと泣けた。
サラが昔に着てたっていうワンピースが「昼顔」でドヌーヴが着てたのと同じだったね。