『記憶はあてになりませんね』
『あなたとは今のままでじゅうぶんよ、魔法なんて使わなくたって』
真実とゆうタイトルとはうまく付けたなと思う。
タイトルとは裏腹に作中には虚偽だらけ。
女優、脚本家とゆう仕事。
真実とは異なる自分を演じたり演じさせたり特殊な職業の親子の確執と和解。
サラとゆう過去にしばられた母と娘がサラの再来との時間や仕事を共有することで和解し親子に戻っていく。
演技派女優のガチンコ演技感が痺れる。
話し合いの先に電車の音を聞いて2人が庭で話すシーンが日常が違って見えたかのような演出でとても心地よかった。
それでも和解もすべて嘘かもしれない。
解釈は色々あるだろうけど実際にはどうだったかという事実はもはや重要ではないと思う。
嘘自体が当人たちにとっては事実よりも重要だということ。
それがこの映画でゆうところの真実ってことなのかもしれないなと思った。
そんな風に思わされるとっても曖昧でニヤリとさせられる終わり方。
日本人監督がこんなキャスト集めて映画が撮れることってほんと素晴らしい。
