いいモノを観させて貰った。
かなり気になって作品だが、中々手が出ず。
是枝監督の模索し続ける「家族」というものへのアプローチが本当に素晴らしい、これに尽きる。
キャストや製作陣も豪華絢爛で、中でもカトリーヌ・ドヌーヴの存在感がえげつないが、主人公ファビエンヌをカトリーヌ自身と半分重ねているところが鬼才。
女優ファビエンヌの受賞歴や小エピソードにノンフィクションを盛り込む辺り、本当に凄い。カトリーヌ・ドヌーヴにとっても特別な挑戦だったのだろう。
イーサン・ホークも相変わらずで、デニムシャツとフェアアイルのショールカーディガンとスリムデニムにハットの無精髭。コテコテのアメカジがこんなに似合う俳優はいないです。
彼もまた、半分彼自身を描いていた様にも映る。
何はともあれ、いいモノを観させて貰った。
あ、ジュリエット・ビノシュの事書き忘れたけど、彼女も流石、重鎮さまさまでした。