生前のチームメンバーのロッカールームでの様子や、インタビューの様子の映像を見ていると、この人達のほとんどがある日突然事故でいなくなってしまったということがうまく飲み込めない。
赤の他人の自分がこんな状態なのだから、家族はもちろん、町の人のショックは察するに余りある。
人のいなくなったチームを再建しようと、経営陣や監督、選手などが立ち上がった。
チームとして進む以上は勝てるチームにしなければならない。経営する以上出せる金は限られる。航空会社は倒産して補償は見込めない。遺された家族は生活していかなければならない。
それぞれの利害が対立する。
単なる感動作にせず、悲劇の後の再建の難しさも描いている点が良かった。
どんな困難があっても生きている限り人生は続く。生きる者は必死に日々を生きるのみ。