こんばんは。
大親友が恋人にフラれてしまったようで、ついさっきまで電話をしていました。
彼はとても紳士で、中村倫也みたいな顔の美男なのですが、変に器用過ぎたり優しすぎたりするが故に上手くいかなかったみたいです…
こういう構造について、世の中憎らしいくらいに上手くできている。
徳のある人間が得をするというわけでもないし、損をする人間だからと言って悪い者だというわけでもない。
徳治主義を否定した秦の始皇帝の時代からこんなにも長い時が経って今の世の中があるのに、どうして未だに良い人が報われないことがこんなにも多いのでしょうか。
もしかすると単に僕の平和ボケかもしれません。そう言われればその通りだと思います。騙し騙され、奪い奪われるのが結局は生き物。
でもやっぱり恐ろしい。
人の悪意とか、他人から否定されることとか、自分で自分を否定することって。
この恐怖を克服出来るのならすっごく楽して生きていられるんだろうけど、この感覚を忘れてしまったのならきっと僕は二度と自分を肯定できなくなってしまうような気がするんです。
人との付き合いって、間接的に自分を肯定できるものであるべきだから。
でも…実際にそういう関係を持てる人に巡り合うって難しいなぁ…
今作の主人公みたいな良い人もいるんだけどなぁ…
難しいよなぁ…(しみじみ)