原作が大好きで全巻持ち。公開当時は楽しみにしていたものの時間が合わなくてレンタルで鑑賞。
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この映画に関わった全ての人に問いたいのですが、あの、ささやかな日常を、町田くんと町田くんに関わる人たちがそれぞれなりに一生懸命に生きていく、あの素敵な原作から、どうしてこう、こんな映画が出来上がってしまったのですか？原作をバカにしているのですか？
分かってます。全ての映画にはその映画に対して真摯に向き合って一生懸命一つの作品を作り上げている人がたくさんいることを。それを分かっているからこそ、普段は絶対こんなこと言わないんですけど今回ばかりは我慢ならなかった。
町田くんはあんなダサい走り方じゃないし、猪原さんはあんなに変な動きしないし、風船で人間は飛ばないし、全てが原作を侮辱しているように感じました。原作を読んで感じたあたたかくて微笑ましい気持ちが全然感じられなかった。本当に原作をちゃんと読んで脚本を書いたのでしょうか、と想ってしまうくらい。
怒りを通り越して悲しかった。私が好きだった『町田くんの世界』はここにはなかった。悲しい。ベテランキャストがたくさん画面を彩ってくれたのにそれすらも見てられなかった。
この映画を観て、いいなぁって感じた人には是非原作も読んでもらいたい。比べ物にならないくらいもっともっと優しさとか愛が詰まっているから。町田くんの優しさで溢れている世界だから。
