高校生や大学生に学校で教材として見させたら良いのではと思った。
日本は特に若い層になるほど良質な衣類に触れる機会もなく、選択肢がほぼファストファッションである以上、さらに若い世代の意識を変えていかないと業界全体の改革は難しいのではと思う。
ファッションは流行であるから、サステナブル自体をこれからの普遍的流行として位置づける努力がアパレル業界に求められているし、最初は小さな、もしくは一部のアッパークラスの人々のイメージ戦略であったとしても、サステナブルな衣類の消費は推進したほうが絶対良いし、使い捨てて自分の首を締めるような愚かな消費はやめられると信じたい。
何となく感じた疑問は、今出まわっている数多の合成繊維のチープな衣類を撲滅すべく天然ウールに代替を進めた時、どれだけの羊の数（草や水も含めて）が必要なのか、全体を賄えるのかなという部分。
長く着られるから生産数を減らすにしても、世界中の人々が必要とする量が作れるものなのか、綿花の生産と合わせても足りるのかなと思った。
合成繊維ならではの機能素材もあるので、うまく使ってリサイクルを義務付けるところからの法整備が必要なのではとも感じたし、自然に分解されるビニールが開発されているなら、同じように合成繊維であっても自然に分解されるものも作れるはずで、その取り組みも並行していけたらいいのかなと感じた。
ファストファッションはファーストフードである、は至言…
