ウエノ

双生児 GEMINIのウエノのネタバレレビュー・内容・結末

双生児 GEMINI(1999年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

とても素晴らしい映画でした。
まず本木雅弘さんの一人二役の怪演が凄まじすぎる。

ラスト、あの二人が出会った川で、変わり果てた汚れ切った姿を見ても、りんは雪雄だとわかったんでしょうね。

井戸で雪雄が捨吉を殺すシーンでは、二人の身なりが完全に入れ替わっており、
「お兄ちゃん」と言って死ぬ自分に瓜二つの捨吉を見て、雪雄は立場が違えば自分も捨吉のようになっていたんだろうと気付いたんだと思います。

最後雪雄はずっと差別の気持ちを持っていた貧民窟へ医療道具を持って向かいます。

BGMや映像は最後までずっと薄気味悪いですが、メッセージ性の強い素晴らしい作品だと思います。
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