双生児 GEMINIの作品情報・感想・評価

「双生児 GEMINI」に投稿された感想・評価

elie

elieの感想・評価

3.7
そそられるビジュアルと世界観
なんとも独特です
初っ端から恐怖心を煽るような
奇怪な音楽と映像に
全員眉なしの形相
眉毛があるのと無いのとでは
全然印象が違う
夜中に観たから
びびりまくりだよ

りょうさんのビジュアルが
世界観にどんぴしゃだった

外見は瓜二つで 中身は正反対の双生児
こんなもっくん見た事ない!!!
役にハマりきった演技が素晴らしかった
上からも下からも
迫力満点だった

よくよく考えてみれば
オープニングのあれも
下々の逆襲的な意味なのかな
Q

Qの感想・評価

3.8
この世界観絶対すきなやつと思っててやっと観れた〜
音楽の使われ方が良かった、怖くて緊張感あって頭に残る
底辺なはずの貧民窟が美術寄りの表現強すぎたのは少し違和感あった
本木さんの演技は凄まじくて久しぶりにこんな俳優さん見たなーと思いました
江戸川乱歩感がすごい、と思った。奇妙で不可解で心理的ダメージがある。おもしろかった。
ayumi

ayumiの感想・評価

3.7
江戸川乱歩x塚本晋也x本木雅弘

医道、貧民窟、蠢動、疫病、貧富、恩讐、報復、窃視、愛、憎悪、幽閉、棄児、信念

塚本晋也の圧倒的な世界観

久しぶりに俳優筒井康隆を見た

高校生の頃、文庫でよく読んでた

朱の背表紙の新潮文庫、本棚にズラーっと並べて悦に入ってた

出会いはお約束のジュヴナイル「時をかける少女」

そういえば「パプリカ」もこの人

スラップスティック、短編、斜に構えた言行…彼がいなかったら映画の好みも全然異なるものになっていたんじゃないかとつくづく

我が道を貫き通す表現への姿勢が塚本晋也監督に通じるものがあるなとも

作品世界に呼応する見事なキャスティング

他に藤村志保、浅野忠信、もたいまさこ、内田春菊

本木雅弘の役名が「ユキオ」で「永い言い訳」と同じだったのでクスリ

(りょうだけ少し浮いてる感…)
seram

seramの感想・評価

3.5
乱歩の世界観。独特な感じですが。本木雅弘の、演技力に脱帽でした。
世界観がやはり乱歩。
かっこ良いですね、眉毛ないのに。
エロもねっとりとしていてやはり乱歩っぽさがあって満足感がありました。
映画として好きかどうかは別として、「あー、こんなのもアリなんだね」と感心した作品です。
いいです!
乱歩の小説は大好きですが、自分の好きなポイントは倒錯と陶酔。
異常者同士の奇妙な関わり。時に恋愛、時に殺し合い。

そうした「見てはいけない異常な世界」を覗き見するのが、私にとっての乱歩。
うつし世は夢、よるの夢こそまこと。

そうした乱歩の倒錯と陶酔を、本作には感じました。
エログロじゃないんですよ、私にとっての乱歩は。

原作を読んだ方はわかるでしょうが、とても映画映えしない短編ですので、基本原作は無視。
双子というアイデアと乱歩的世界観のみ借りて、ほぼほぼオリジナルです。

双子とリンの奇妙な関わり。
お勢登場や孤島の鬼を思わせる枯れ井戸兵糧攻め。
殺人鬼の異常なファッション(乱歩の殺人鬼はダサイです。黒天使(ダークエンジェル)とか(笑)ダサくない殺人鬼を作るのではなく、ダサい殺人鬼がかっこいい世界観を作るんです。)。
そして無邪気で可愛いリン!

双子の違いが、セックスでバレるのもTHE乱歩。

屋根裏の散歩者を半端なavモドキに改悪するエロ監督は反省なさい!
tetsu

tetsuの感想・評価

4.5
U-NEXTお試し期間が終わる前に、他ではあまり観れない作品を観ておきたいなぁ~と思い、鑑賞!!

舞台は明治末期。
医師の"雪雄"は、記憶喪失の妻"りん"と幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日、父母の不可解な死に遭遇した雪雄の前に、自分と瓜二つの男が現れる...。

今回は、
前々からする予定だった試みを初採用!!
その名も"映画と学問"!
僕の大学では、授業の題材として映画が使われる事が多々あるため、そんな作品を改めて観た際、
折角なので、授業でどのように扱ったのか、本文の最後にメモを残していくことにしました!
(それ以外は、いつも通りの感想です。笑)
というわけで、
まずは手始めに、去年の春学期に聴講させてもらっていた文学部の授業で取り上げられた本作から書くことに...。

いや~、これはスゴイ邦画でしたね~!!
OPからゾワゾワする音楽、
何故か眉毛がない登場人物たち、
終始漂う不気味さが絶妙で、
これまで、あまり観たことのないタイプの映画でした!
ただ、これは昔の邦画全体にも言えますが、本作も例に漏れず、音楽の落差が激しいため、アメリカのB級ホラー並みに驚きました...。笑

そんな本作でも、一際輝いていたのが、主演:本木雅弘さんの演技!!
最近、落ち着いた役が多い彼ですが、
本作では、藤原竜也さん並にw狂った役を熱演していたのが印象的でした。
そういえば、
昔、夢の中で、本作の主演"本木雅弘"さんが出てきまして、
僕が「『おくるびと』の人や!」と言うと、
「『おくりびと』やぁぁ!」と怒られたのが、今でもトラウマなのですがw、
本作の彼の演技には、あの時の怖さを思い起こされました。(←知らんがな。笑)

ここから少しネタバレの危険性アリ!!
嫌な人は読み飛ばしてください!!


*******************************************


そして、最も興味深い点は、
当時の社会格差について描かれている点でしょうか?
貧民窟にすむ人々と医師である主人公との階級差別を描いている点は、他の作品では、多分、見ることの出来ない唯一無二のテーマでしたし、
「人を救う自分は、偉大な人間だ!!」
と信じて疑わなかった主人公が、
井戸に落とされ、奈落の底、もしくは地獄のどん底を味わった上で、プライドが崩壊し、自分も同じ人間として、貧民窟へ医師として向かう展開が、説得力があり、重みのある物語になっていたと思います。


*******************************************

というわけで、
ラストの長回しから双生児の意味が分かるラストシーンに至るまで、
見事に作られた本作。
「野火」や「鉄男」でも、お馴染み、塚本晋也監督が、江戸川乱歩さんの原作をいかに、映像化したのかも楽しみにしてほしい一作です!!

参考

映画 双生児 GEMINI
https://youtu.be/Ay7MSUM2UYQ
(えっ、Youtubeにあったじゃん...、わざわざ観た意味。笑笑)

×××××××××××××××××××××

授業メモ

授業:映像美学入門
題材:照明
解説:作中、消えた父を探すため、回廊を歩き回る"りょう"さんのシーンでは、光源が様々なところに存在しているため、
顔の半分に照明が当たる"サイド・ライティング"や、
後ろから照明が当たる"バック・ライティング"など、
様々な照明の当たり方を見ることが出来る。

×××××××××××××××××××××
tonemuff

tonemuffの感想・評価

3.6
なんとも観る人を不安にさせるような非現実的な映像が心地よい。
かま

かまの感想・評価

3.4
塚本晋也と知らずにレンタル
衣装がとてもいい
本木雅弘の演技が凄い
一人二役の映画は結構面白いのが多い気がする
>|