No.3403
『映画は長けりゃいいってもんじゃないし、やたら血が吹き飛びゃいいってもんでもない、の超好例』
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昨今の邦画の、過度な暴力描写や性描写に食傷気味、というか辟易しつつあったので、
本作は大傑作。
だって、過度なエログロシーンなんかないのに、全編にわたっておどろおどろしさ、不気味さが伝わってきて、最後まで飽きさせない。
前半の藤村志保の怪演が錨のようにこの映画の底面に打ち込まれ、
そこへ輪をかけた、本木とりょうの怪演がさらに際立っていく。
特に本木の演技が凄まじい・・・