白波

双生児 GEMINIの白波のレビュー・感想・評価

双生児 GEMINI(1999年製作の映画)
4.2
劇場鑑賞
久しぶり、しかも劇場での鑑賞です。
塚本作品としては珍しく浪漫チックな作風で、しかしこれが江戸川乱歩の世界と実にハマっていました。
そしてやはり音楽が良い。
いつもの削るような金属音でなく、そこはかとなく耽美を感じます。
合わせて美術、衣装にメイクも個性的。
それと眉なしがすごく新鮮、何より主演の二人に合っている。
りょうの髪型もすごいインパクトでした。
モッくんも井戸と貧民街メイクは鉄男そのもので、すっごい格好良いです。
そのモッくんの二役、光と闇の芝居がすごい良かったです。
自らも下に落とされたことで闇を知り見識を深め、そして温もりを持つ。
そのサイケデリックな世界、やはり面白かったです。
白波

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