このレビューはネタバレを含みます
最後までハラハラしたー!
全体の流れはサスペンス調だけれども、幼少期の思い出はロードムービーのようでもあり、ラストにかけては急にアクションのようでもあり……面白かった!
爆破テロで生き残った少年と、メトロポリタン美術館のゴシキヒワの絵を巡る映画。
幼少期のボリスと支え合う感じ良かったなあ…万引きして、プール入って、夜は一緒に寝て…アンニュイで爽やか!
真面目に見えてハッキリしてるテオ
ただボリスいなかったらどこかで死んでるよね…アムステルダムでも…愛だね…
解説を読んで初めて、絵とテオの人生がシンクロしていると分かりました。
行き場をなくしたものが居場所を見つけるということかなあ〜
でも本当に望んだ行き場ではないですよね
絵に居場所を取り戻すことが本当に望んだこと?人生で大事だったこと?
あとテオの母の死に対する罪悪感は分かるのですが、絵への執着の理由やアンティークと彼の生き方の関連が、見ている時には腑に落ちず…難しかったなあ〜
彼自体がつぎはぎの偽物という事?そんなことないよ〜人生頑張ってるのに〜とも思ったり…
あとニコールキッドマン演じる母に気に入られた子供だったとか、どうあがいてもあの父親の子供よってところも、もっと何か伏線になるかと思っていた
絵さえ良ければそれでいいの?、そこから人に支えられて、生きていてもいいんだと自尊心を取り戻して、真っ当に偽りなく人生歩んで行くところまで見たいなあとは思った、人殺してるけど…
今度は自分の子供にゴールドフィンチ見せるとか…私がテーマを感じきれてないんかな…