多福御膳

ザ・ゴールドフィンチの多福御膳のレビュー・感想・評価

ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)
3.6
衝撃的なテロ事件と美術館の1枚の絵から起こる、1人の少年が青年になるまでを描いた物語。
映像、音楽ともに美しくて、特に少年の頃のシーンには危うくて脆い、優しくて儚い時間が詰め込まれていたような印象です。
テオの柔らかさとボリスの危うさは、パズルの隣同士のピースのようにハマっている、と思いきや違う環境で過ごしていくうちに確かにハマるけど真隣ではなかったピースかのような、微妙な差が生まれたような雰囲気を出していて、それがまた良かった。フィンくんのボリス、力強いのにどこか壊れてしまいそうな雰囲気が魅力的すぎました…。
英語字幕での鑑賞だったので、改めて日本語字幕で見直してみたい気持ちがあります。
多福御膳

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