モバイルゲームのモンスターストライクの映画化2作目。といっても前作とは一切繋がりが無い。
要はモバゲーで使われているキャラクターを劇中で使えば、物語はその都度新規で作れる訳ね。その意味では作る側の自由度の高いシリーズなのかな。前作とは制作会社も違うみたいで作風が異なる。今作はキャラがセルルックの3DCGだね。
東京が宙に浮いてしまい、そこに異世界から来たモンスターらが二分して争っている。そこにカナタなる青年が行方不明の母を追って連れてこられる。
“穢れ”なるものを封印する母。封印を護る側と、封印を開放する側の戦い、更に地上の人間たちとの争い。みたいな話。
なんか物語的には中二病が全開な感じ。それに肝心のモンスターのキャラクターデザインが世界観にマッチしていないと思う。異世界から来たのにゴスロリっぽかったり土佐弁を喋ったり…
キャラクター先にありきで、物語が後付けなのが丸わかりなんだよな。
あと物語のキーになっている“穢れ”が結局なんなのかよく判らないまま終わる。
この映画を単体ではそこまで評価はしないが、モバゲーの金があり続ける限り作品は作り続けて欲しい。いつか傑作が生まれる可能性もある訳だし。
ロボットアニメがいちジャンルとして定着したのは、玩具会社がスポンサーで出資して作品を作り続けたからだからね。今後に期待。