エリーン

戦慄の絆のエリーンのレビュー・感想・評価

戦慄の絆(1988年製作の映画)
3.9
ジェレミーアイアンズの美しさと演技の巧みさにただただ感嘆させられる。
手術着が赤いという世にも狂気的な美ビジュアルを生み出すクローネンバーグに感服。手術道具の造形も素晴らしいとしか言いようがない。オープニングの美しさも筆舌尽くし難い。
クローネンバーグは派手なゴア描写や異形を描き人間心理を浮き彫りにしてきた作家だから、よりシンプルに人間そのものに興味を深めていく過程が映画履歴にも垣間見える。ここから「ヒストリーオブバイオレンス」へと向かっていく。
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