ふとしたことからドラッグにのめり込んでしまう青年。そんな息子に絶え間ない愛情を与え続ける父親。更生施設に入ったり逃げ出したり、今度こそはドラッグを辞めると言いながら、何度も同じ過ちを繰り返します。
どうして息子は依存症になってしまったのか思い悩みながらも決して見放さない父親はどうにかして息子を理解しようとしますが、やはり当事者の気持ちを想像することは難しい。一方で息子も、父親や家族のためにも辞めたいのに辞められない、依存症から抜け出せない自分に苦しみます。
日本で暮らしているとドラッグを身近に感じることはあまりないですが、薬物依存の怖さと苦しみ、そして周りはどう在るべきかの一つの例となる作品でした。
主人公の青年を演じるティモシーは長回しのシーンでより映える俳優さんですね。今回もとても綺麗で、ティモシーの美しさだけでも観る価値があります。
