とてもいい映画だったのだが、テーマが重いため見ている時はとても辛かった。
息子を思い、救うため何度も父は立ち上がるが、ドラッグは簡単にやめられるものではないため、中々息子を救えない。彼もドラッグをやめなければと、思えば思うほど使ってしまい、もう戻れない状況に。父と再婚した女性も彼を思い、救おうとがんばっており、息子が家に押し入り、あさった後車で逃げ、父の再婚相手が彼を止めようと、泣きながら車で追いかけるシーンはこちらとしてもとても泣けた。救いたいがもうこれ以上何もできない。いつも手を差し伸べてきた父も最後には、もう手を差し伸べることはなかった。この映画がどうエンディングを迎えるのかが、とても気になる2時間だった。これが実話であり、ドラッグ問題も今の時代、無くなっていないことが、なおさらこの映画のリアリティを生んだに違いない。
