薬物依存な息子と、彼を支える父親の実話ベース作品
真面目な髭スティーヴ・カレルが新鮮でした。
が、時間軸をいじり過ぎ、場面がチラチラ変わるので、いまいちノレず…
これで"ヤクは怖い""ダメ絶対!"とはならないなぁ~
18歳のニック(ティモシー・シャラメ)は、父デヴィッド(スティーヴ・カレル)の自慢の息子。
しかしある日、クスリに手を出してから、人生が狂い始める。
何度も依存を克服しようとするが、再発。
父も家族も必死に彼を支えるのだが……
実話ベースだからか地味。
というか、つまらない。
アンジーの『GIA』や、カルキンの『パーティ★モンスター』の方が、実話ベースだけれど、ヤクの恐ろしさ、ツラさ、影響力をより表していたと思う。
まだ子供ということもあるのか、必死にヤクを欲しがることもなく、これならすぐ治るんじゃない?って程度にしか見えなかった。
そこが怖いんだ、甘いんだ、と言いたいのかもしれませんけどね。
ニックの腹違いの弟妹が天使みたいな可愛さだったのと、2匹のワンコはとっても癒し☆
ティモシー・シャラメも、角度によってトム・ヒドルストンに見えて眼福でした!
薬物依存系作品は、ヤクでハチャメチャやり、ヤク欲しさに身体を売る!など派手なモノが多かったので、そういう意味では新鮮な静かで綺麗な一作でしたね~
が、親子愛もいまいち感じられなかったし、いまいちな印象。