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ビューティフル・ボーイのcomのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.5
ドラッグを題材にしてるだけあって、内容がかなり重い、重すぎる。と思ったら実話をもとに作られていたのか、なるほど。
ドラッグというものがどれほど危険で人を崩壊させてしまうのかということが、改めて感じられる。「生きているのに、その人自体の姿がない」なんてあまりにも怖くて悲しいこと。
愛すべき息子だからこそ真っ当に生きて欲しいという強い父の想いがなかなか届かないのも、ドラッグをやめなくてはいけないと心でわかっていてもやめられない、でも父に嫌って欲しくないというニックの切実な想いは双方切なかった。
小さい頃の回想シーンには思わず涙が出ました。
ニックと父がハグをしたときの「すべて(everything)」というワードには、深い意味があったのですね。
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