このレビューはネタバレを含みます
お互いが“それでいいならいい”んじゃない？ってマモルの言葉。私も同意見。
当事者同士がそれでいいなら、周りなんて関係なく、好きなように関係を築けばいいと思う。
でも私がテル子になった場合、ほんとに“それでいい”という相手の胸の内は、どうやったら確認することができるんだろうか。。
確認という手段から逃げ、何も告げずに去ったナカハラくんはズルい。好きを拒否されるのを恐れて、傷つく前に去ってしまう彼は、結局「自分大好き」だと思った。（と文字打ちつつ、自分も完璧ナカハラくんタイプ）
マモルが葉子に言われるまでテル子の気持ち（痛み？）がわからなかったように、葉子もテル子に言われるまでナカハラくんの気持ちに気付けてなかったかもしれない。それが写真展に来てくれたことに繋がっていたんだと思う。
結論。この映画で私が思ったことは、
自分の気持ちを知られず、もしかしたら違う見解をされてしまって、関係が終わってしまうくらいなら、自分の気持ちを全部吐き出して逃げることにする！
そんな相手が現れたら、まずは相手と向き合うこと。にしたい。と思えた、考えさせられた映画でした。
余談。
勝ち負けじゃないってわかるけど、好きになった方が負け。っすかね。
あと、「幸せになりたいっすね」のシーン沁みた。幸せになりたいっす。
