「街の上で」を観た上で、今一度今泉作品をと思い観てみた。
とても特徴的な共通点のような、ならではというかのような描写やストーリー調だったなと実感。
あえて明確な答えを出さない、そして深くまでは追及し過ぎないのはやはり考えさせれることが多い。
恋でもなく、愛でもない。ではそれはなんなのであろうか。依存なのか、都合の良い存在か。答えが簡単にわかるはずはないのだが、気にはなる。
あとは、登場人物それぞれが同じような考え持ち、状況になってぐるぐるぐるぐる回っている感じ。人それぞれのストーリーがあるけど、こういうのは皆一通り共通してるというか、誰しもにあるのかなぁと思った。一見、自分の気持ちを抑えて誰かのためにしている。が、それは下心がバレバレであったり、実は気があってそんなことをしていたり…
どろどろと複雑ではあるが、自分で考える以上に人から見ればあからさまにそういう感情とか行動がみえてしまうのかなぁ。
というか、実は他人がそういうふうにしてると気になっちゃうとか、そんなこともあるよねとも思う。人間の心理なのか、囃し立てたいのか。
愛とか恋とか、やっぱり不思議で複雑だ概念でかつ感情だと思ったけど、さらに人間も不思議で複雑な存在なんだなとも思わされた作品でした。
