Takuma

愛がなんだのTakumaのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.3
「20代後半の恋愛なんて、好きです、付き合ってください、なんて言葉からじゃなく
こうやってなんとなくダラダラと始まる方が、多いのではないだろうか」
というモノローグがあるんですが、20代後半の僕は何一つ理解ができず、、、、笑
え、そうなんですか????
どういうメカニズム????

誰かに対する「想い」の種類が一辺倒なものだけでなく、いかに一筋縄でいかないかを強く感じるタイトル通りの作品。
まず思ったのは、両者の関係性がラブストーリーとしては極めて異例な結末を迎えること。
普通ヒロインは、相手方と結ばれるか、失恋するかしますよ。正直そのどっちにも該当しないような結実の仕方。
このあたりが面白いですね
そんな不器用で不完全でどこか不気味な面々が揃っているので、本人が相手に対して良かれと思って言ったことも
「それお前が言えるか???」なんてツッコみたくなる特大ブーメランシーンが4回くらいありました笑
恋は盲目。。。

世間一般の常識や暗黙のルールから外れた行動理念を持って動く「気持ちの悪い」彼女らこそ、
こういう物語作品で輝きを放つファクターになるんだと思うと、少し人と違う事をしたり、後ろ指を指されるような間違いをおかす人生を一概に否定できなくなりますね
変だけど、素敵じゃないですかここに出てる人たちみんな
Takuma

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