このレビューはネタバレを含みます
敬意を込めて星2
星2という評価は、この作品がつまらなかったわけでも駄作なわけでもない。
視聴後のこの気持ち悪いような、何もスッキリしない重たーい気持ちにさせてもらったことへの評価だ。
ただそれは悪いことじゃなくて、それだけリアルに「有り得そうな」嫌なことを生き生きと描かれていたからだと思う。
映画の出来としてはすごいと思う。
重たい通り越して不気味、お人好しなように見えて結構嫌なところもたくさんあるし頭のネジが飛んでるようなところもある山田テルコ
テルコをぶんぶん振り回して、結局実は何も考えてないだけの人としても男としても幼稚すぎるクズ男の田中守
田中守の意中の人でガサツで肌荒れ、自サバのスミレ。(しかも、食事中の人の隣でなんなら食事中の顔目掛けてタバコの煙吐いちゃう無神経女)
テルコにアドバイスしてる体で実は見下してそうな、人を雑に扱う実家暮らし絶対家事できないけどスタイルは抜群のそこそこ美人のヨウコ
そんなヨウコが大好きな、一見これもお人好しで誠実な良い人そうに見えて、何されても底なしに許すところが不気味だし、実は一筋縄いい人でもなさそう(道端にツバはいちゃう)瞳孔がんびらきでいつもヨウコを見つめるストーカーなりそうな男(名前忘れたくん)
誰のことも好きになれなかったけど、地味に痛いとこ共感させてくるあたり、見てて嫌〜な気持ちになる。(それだけ良い作品という褒め言葉)