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愛がなんだのboohのネタバレレビュー・内容・結末

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

誰もが煮え切らなくてイライラしたけど、ラストに向けての展開は潔くてよかった。それが愛とか恋とか執着とか、そういうことに収束させないことはこの映画においては大正解だと思う。説教臭さはなくて、こうした関係をもった人たちの肩を抱くような映画。何も明確な関係に縛られる必要なくて、それぞれが本心で納得できればそれでいいのかもしれない。お互いがよければ、っていう話ではないと思うけど。

居酒屋は安定の酔の助で、もはや居酒屋デートのメッカ。この週末もどこかでやってんなと思うほどの現実くささは、テルコのスタイリングのダサさが支えてる。毛量の多さ、前髪の重たさよ。気張って飾り立てる時に赤いワンピースを選ぶ場慣れのしてなさとか、生々しかった。

上映終わり、ほとんどのお客さんが女性客で、口々に「私のことかと思った」みたいな話をしてた。がんばれ!
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