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愛がなんだのduramettoのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.1
この映画のすごいところは、主人公にまるで共感できなくても、その気持ちを分からせてしまえる力があるところだよなあ。

登場人物がほぼ全員片思い、というか少しねじれた恋愛の仕方をしていて、それぞれが「自分の愛は間違っているかもしれないけれど、それで良い」というスタンスから動かないのがすごい。物語が前に進まないのに、どんどん面白くなっていくのは、キャラクターの内側にこちらが入っていけるからなんですよね。

個性的な5人のキャラクターが全員愛らしくて、ほんと「みんな幸せになろうな!」ってかんじでした。いい映画!
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