サーフ

ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールドのサーフのレビュー・感想・評価

4.4
マーティン・スコセッシ監督によるジョージハリスンの音楽ドキュメンタリー作品。

とにかくマーティン・スコセッシのビートルズに対する愛、ジョージハリスンに対する愛が詰まっている作品。

ジョージの人柄、生き方、音楽に対する姿勢…色んなジョージ・ハリスンの面が全て分かる。今までビートルズのメンバーの中だったらジョージが一番好きだったけれどこの作品を見てより大好きになった。

前半は見たことない貴重な映像や写真で綴られるビートルズ時代のジョージ。ポール、ジョンと才能の二大巨頭の下で苦悩するジョージ。

「While My Guitar Gently Weeps」「Something」「Here Comes The Sun」で一気に才能を爆発させて、そのままの勢いで傑作「All Things Must Pass」という流れだけれど、ジョージ本人や周りの人間のインタビューを通すと、今まで知らなかったことも知れて凄く新鮮だった。
特にエリック・クラプトンとの「Here Comes The Sun」のエピソードは本当に神がかってると思う。

210分とめちゃくちゃ長尺。今まで見た映画で一番長かったのが「タイタニック」の189分だったからこの映画が一番長い映画になった。
でも210分、退屈する瞬間がマジで一瞬も無かった。元々ビートルズ、特にジョージが好きだったからというのもあるけれど様々なアーティスト友人から語られるジョージ像。そこから知れるジョージの魅力。本当に至福の210分だった。
サーフ

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