ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールドの作品情報・感想・評価

「ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」に投稿された感想・評価

 3時間もあるのでビートルズ/ジョージ・ハリソン入門編としてはちょっとアレかもしれない。しかしドキュメンタリーとしてはすごく好きでした。
のんchan

のんchanの感想・評価

4.1
先日、ザ・ビートルズの最盛期のドキュメンタリーを観て、メンバーの中では地味なんだけど、ジョージ・ハリスンの事が気になってしまい、210分の長尺(DVD2枚)だったけど夢中で貪りました。

ジョージ没後10年の2011年、監督がなんとマーティン・スコセッシなんです‼️
十二分に観る価値のあるドキュメンタリー作品でした✨

ビートルズが結成される時、ポールと同じ学校だったジョージはギターが既に上手かった。ジョンに紹介した時、なんとジョンはギターの弦が4本しかなく、ジョージが何故?と聞いてもそー言うもんだと思っていた位の信じられないお粗末さだったようだ。そこで、ジョージはジョンにコードを含めて指導したらしい。そこからまず驚きました。

そんな逸話から始まったビートルズ。仲が良くても、色々な問題が発生し、時も流れ周りも変わり、それぞれに成長する。

ポールとジョンが主に作っていた楽曲を助手のような立場で演じている事に不満があっただろう。
そのうち、ジョージはインド音楽に傾倒して行き、自分の音楽だけでなく、生き方がガラッと変わって行った。『薬物の快楽→思想での快楽』へ転換しようとした。宗教というよりも精神の置き方へ没頭して行く。

最初のマネージャーのブライアン・エプスタインは「ジョージといると本当に心が休まる。ジョンやポールと一緒のときのように、何かしなくちゃいけないというプレッシャーが全くない」と語っており、誠実で人懐っこい性格だったらしい。

その人柄で、外部ミュージシャンともとても交友関係が広く、エリック・クラプトンとの親交が深かったのは有名だけど、ボブ・ディランとレコーディングしている姿も収まっていた。
またF1レーサーとも親友だったようで、人柄を偲ぶインタビューは胸に詰まる物があった。

肺癌を患い、脳腫瘍も併発し58歳で他界。
その2週間前に、リンゴとポールが見舞った時はかなり衰弱していたものの、リンゴは自分の娘も脳腫瘍だった為、どうしてもボストンへ行かなくてはならなかった。そうしたらジョージが「一緒に行こうか?」という優しさを見せたという😭

そしてラスト。奥様のオリヴィア・ハリスンがジョージの最期を語る。「嘘でもないけど、ライトなど必要なく、ジョージから灯りが出ていたの😢」聖人になったという証明だね。

自分らしく、やりたい事をやり、映画プロデューサーもやっていたようだし、息子曰く、真夜中にガーデニングを自らやっていたとか。まだまだやり残した事もあったかも知れないけど....どうか安らかに🙏
JTK

JTKの感想・評価

5.0
ビートルズ時代の初見の映像が充実してたのがファンとしては最大の見所。また、ストーンズのドキュメントを始め、この手の映画を撮らせたら右に出るものはいないスコセッシの手腕も見事。至福の時間でした。
so

soの感想・評価

4.0
公園のベンチに座っていると突然ジョージがやってきて隣に座り、おもむろにギターを取り出し、あの優しい微笑みで自分に向かって歌いかけてくれる。
ジョージの歌を聞いていると、いつもこんな楽しい想像が胸に湧いてくる。
そして、こんなに優しい音楽を作れるジョージは、きっととても優しい人だったのだろうなぁとしみじみ思う。

そりゃもうマーティン・スコセッシ監督の愛情がビシビシ伝わってくる、3時間半にわたるジョージ・ハリスンの伝記映画。
映画では彼が家で録ったようなデモ音源がふんだんに使われたり、ホームビデオの様な映像が随所で差し込まれたり、ジョージの音楽の様に親密な空気で貫かれている。
ポール、リンゴ、クラプトン、皆ジョージの柔和でユーモラスな彼の人柄を懐かしむ。一方で奥さんは彼らの語らなかったもっとスピリチュアルな側面も語る。

面白かったのは、ジョージが、あれだけインドに傾倒し、精神も音楽もインドにどっぷり浸かった後に、モンティパイソンにどハマりしたということ。これもまたインタビューで何度か指摘された彼の二面性とも関係しているのかもしれないけれど、どちらかに傾きすぎない様に生きてきたジョージのその感覚こそが、多くの人にいつまでも愛され続ける理由の一つなのかもしれない。
My Sweet Lordの録音の際に「これちょっと宗教色強すぎん?」と心配してたジョージの姿も健気だったし、それをヒットさせてしまうのもジョージにしか成せないことだ。

長い散歩の終わりの夜明けにHere Comes The Sunをクラプトンに弾き語って聞かせたエピソードは奇跡の様な話だし、ジョンとの友情にも胸を打つものがある。

書ききれないほどに、ジョージの初めて触れる魅力がつまった映画であった。

赤と黄の鮮やかなチューリップの並ぶ花壇で、花の間から顔を覗かせるジョージのお茶目な映像でこの映画は始まり、終わる。
どことなくチューリップとジョージ・ハリスンは似ているなという気がしてくる。
暗い世の中を、人の心を、明るくしてくれるジョージ・ハリスンの音楽をいつまでも聴こう。
ドキュメンタリー映画としては普通ながら、ジョージ・ハリスンという男の音楽に心動かされた身としては良い時間だったと言わざるを得ない。

というか息子の顔めっちゃジョージそっくりで何度見てもビビる。
ジョージのつくる曲はとても好きなのだけれど、ここまで彼だけにフォーカスをした映像を観たことがなかったから。
とても良かったな。やっぱりジョージのこと、好きだな。
マーティンスコセッシが撮ったジョージの伝記映画。宗教観、人柄への深堀が多くて少しだけジョージのことがわかったような気にさせてくれる。その背景に思いを馳せながら名曲を聴ける贅沢な映画。ミュージカルと言っても過言でない。

あと、特筆すべきは、親友のエリッククラプトンがジョージの妻を略奪し結婚するくだり。
nara

naraの感想・評価

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2020.06.22/自宅(レンタル)/DVD/英語/日本語字幕
Surrender

Surrenderの感想・評価

4.7
マーティンスコセッシ監督の音楽ドキュメンタリー映画は一味も二味も違う!彼だからこそ出来るドキュメンタリーだ!
映画に出てくる有名人のインタビューが凄い。ポールマッカートニーはもちろんエリッククラプトン、フィルスペクターのインタビューが聞けるのも貴重だ。
中でもジョージの未見の動画が見れたのは嬉しい。
改めてジョージの代表アルバム「オール・シングス・マスト・パス」が素晴らしい作品だとわかる。
58歳という若さで亡くなったことが悔やまれるし彼ももっと良い作品を作りたかっただろう。
ジョンレノンが亡くなった時のような騒ぎになってなかったのもどうも納得いかない。彼も音楽界に大きな影響を与えたアーティストなのに...
でも3時間30分の映画でジョージハリスンの知らなかった世界が体験出来る良いドキュメンタリー作品である。
ジョージハリスンだけじゃない、ビートルズファンも音楽ファンも必見の映画だ!
ropi

ropiの感想・評価

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ジョージ・ハリスンのことを全然知らなかったので、彼の人柄や宗教観、生き方が知れて大変興味深かった。
既知のビートルズに関するエピソードはほどほどに、ジョージ・ハリスンの視点から物語が語られる。劇中流れる楽曲も彼の作品しか流れない(エリック・クラプトンの部分でレイラがかかるかと思ったが)。非常に統一感のある作品だった。
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