夫の不倫が原因でセックスレスに陥っている人妻（沢木杏樹）が、密かに回春行為を働くことにより、新しい性衝動を開花させていく。素朴な人妻の"幸せ探し"を描いている、エクセス配給のピンク映画。

いわゆるひとつの「肉体と精神の乖離現象」を描いている作品。肉体は他人を相手にした新刺激を求めているけれど、精神は夫婦関係に依存した状態になっている。本編の台詞を借りると、「浮気しても、本気になってはいけない」。これが真理。

旦那から「女」として見られなくなり、自尊心を喪失させている三十路の人妻が、若い青年に抱かれて"処女返り"したり、友人とレズ・プレイに興じたり、SM凌辱プレイを体験したりするうちに、"性の再起動"を実感していく。

熟れた女性の香気芬芬とした魅力が映像から迸っており、大理石のような白肌と靭やかなボディ・ラインに惹き付けられる。一方、夫と不倫相手（田口あゆみ）の濡れ場では、膝をついた姿勢での立ちバックが鮮烈であり、女性特有の桃尻が躍動している。

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