ましろ

モンスターハンターのましろのレビュー・感想・評価

モンスターハンター(2019年製作の映画)
3.4
IMAX3Dで鑑賞。

日本の人気カプコンゲームを映画化と言ったらこの2人、ポール・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチ夫婦の最新作。

ゲームの様にプレイヤーが存在しない分、現代から兵士をタイムスリップさせて、戦わせてしまおうというアイデアで映画化されたのだが…。

これが思いの外上手く言っていて、ゴジラなど怪獣映画で現代の銃火器が全然通用しないのと同じように、モンスターの理不尽さ強さをアピールすることに成功していた。
さらに、主人公が現代の兵士であるため、観客は兵士側の視点で全体を見ることになり、モンスターハンターの世界のルールや細かな描写について説明する必要がない、これが雑にも感じるけどとても良い。

危険は分からない、会話は通じない。
なんでそうなってるのか、一つひとつが謎だらけ。
ゲームを知らずに見る人はその感覚を共有しながら未知の世界を楽しめるし、ゲームをプレイしている人は、「それは危ない!」「なるほどこう来たか」など、小ネタの数々を楽しめる。

モンスターはもろCGだけど迫力は満点だし、アクションはバイオハザードコンビなだけあって十分及第点。
少し大味なアクション、似たようなアクションが多くてそこは残念だったけれど、実際ゲームやったらそんなもんだし(笑)

上映時間が1時間44分と言うことで結構内容的に駆け足なのと、もう少しモンスター出てきて欲しかったこと、あとは3Dの必要はないかなと言うのが残念なポイント。

後は音楽。
もっともっとゲームをオマージュしてもよかったんじゃないのかな、と言うのが気になりました。

でも、続篇やったら見に行くくらいには楽しい。
あっ、続編あります、終わり方的に(笑)

話:3
演技:3
装飾:4
音楽:3
演出:4
ましろ

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