ボインゴまちお

モンスターハンターのボインゴまちおのレビュー・感想・評価

モンスターハンター(2019年製作の映画)
2.5
【やはり傷が似合うミラ•ジョヴォヴィッチ】

-注目ポイント👀-
①モンスターの仰け反り方がリアル
②属性武器のエフェクト
③映画の世界観

①モンスターハンターの魅力の1つとして、攻撃を加えた際のモンスター特有の仰け反り方がある。戦闘シーンではそれが忠実に再現されており、本作の特にすべき注目ポイントだ。

②これはゲームをプレイしたことがある人ほど気になる点だが、映画では属性の武器が登場する。ゲームではエフェクトが比較的控えめに作られているが、映画では派手な演出を体験できる。

③この作品は、ジュラシックパークのような人間と恐竜が同じ世界に共存しているのではなく、別の世界の話、つまり異世界ものである。どうやって別の世界に行くかも見所だ。

-感想✍️-
『バイオ•ハザード』シリーズが2016年で終わり、夫婦が再タッグして作られた本作。アリスが両手に銃を持っていたように、今回は双剣で敵に立ち向かう。傷つき、血が滲んだ姿がこんなにも似合う女優を自分は知らない。
モンハンの世界が語られるというより、戦闘によるアクションがメインなのでアクション好きにはたまらないだろう。実際、仲間と協力して狩るシーンはゲームさながらで良かった。
ディアブロスをはじめ、数種類のモンスターが出てきたが、もっと観たいのでモンハンには歴史を彩る看板モンスターが多数いるので続編に期待。

-気になった点🤔-
モンハンといえばワクワクする壮大な世界観であり、弱肉強食の世界でも、そこで狩猟生活を営むハンターたちの逞さに魅かれていく感覚がある。
しかし、異世界転生ものにしてしまったことや主人公も状況に戸惑うシーンからワクワクとは程遠い感覚を植え付けてしまっているように感じた。
また、ゲームでもそこまで人気の高くないキャラに尺をとっている節がみられた。
東洋人が出てくるのだが、コミュニケーションがうまくいってない所もあり、今後オトモアイルーなどの猫たちとの会話が危ぶまれる