YasuoTomimoto

ランボー ラスト・ブラッドのYasuoTomimotoのレビュー・感想・評価

3.5


ベトナム戦争を生き抜いた
伝説の兵士ランボー


古い友人マリアと
その孫娘のガブリエラ
〝家族〟として平穏に暮らしていた


しかしそのガブリエラが
メキシコで人身売買カルテルに拉致され、
命を落とす…
敵はマルティネス兄弟


映画作品として、
ランボーが乗り込んだ時に相手が総出で取り囲むシーンが嘘くさい…
また、
復讐のために自分のホーム(アメリカ)で罠を張り、仕掛けを作り、大勢の相手を迎え入れるが、
そもそも相手がその罠にかかるのが嘘くさい…わざわざアメリカまで来ないだろう…
ホームにはお手製の地下室や地下道があるが、罠があることを知っていてマルティネスの軍勢はみんな地下道に入っていく。
映画作品としてはチープだ…


ただ、、
愛するものを奪われた苦しみは痛いほどわかる。
気持ちいいほど敵を罠にかけ、
殲滅していく。
最後はマルティネス本人を弓矢で刺していく。
作品の質がどうあろうと、
そこは〝ランボー〟なんだなぁと。


復讐してでも相手を叩き潰したい気持ちもよく分かる。
復讐して相手を苦しめ殺した。
ただよく思う…
復讐する相手を殲滅した後、
その世界に残った自分はただ1人…
何を思って生きていくのか。。
果てしなく続く苦しみは、
何も変わらないのかもしれない…


「ランボー」
俺は死の世界に生きてきた
うちに帰ろうとしたがたどりつけなかった
俺の心 魂の一部は
帰り道のどこかで迷ってしまった
しかし 俺の生まれたこの家には
俺の心が残っていた
そして彼女らを守り抜くと決めた
俺の知る唯一の家族だったからだ
ここは 俺の家
みんなが家族だった
だが 愛した家族は別の世界へと去っていった
それでも 俺は戦い続ける
大切な思い出を いつまでも…
守るために…
YasuoTomimoto

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