ランボーシリーズと言えば、子供の頃に今は亡き父に良く映画館に連れて行ってもらい観ていた懐かしい映画です。シルヴェスター・スタローンの戦う姿がかっこよく子供ながらに興奮しながら鑑賞していた記憶が今でも残っています。
そのシルヴェスター・スタローンの年齢は実に70歳オーバーです!いや~時間がたちました。おじいちゃんともいえる年齢でもがっつり戦ってくれ、しっかりランボー健在といった感じでした。
が、しかししかしこれ「ランボー」の名前を借りただけの、普通の復讐劇バイオレンス映画と言った感じがする映画でした。メキシコの人身売買組織に殺された孫娘の復讐という設定ですが、こういう映画ってよくありますよね。そのよくある設定をジョン・ランボーで描いたのが本作と言った具合です。
前半は穏やかなファミリー感あふれるランボーを描きます。今までの戦う男とは製版愛の良きおじいちゃん感満載です。そのおじいちゃんの心配をよそに、言うこと聞かずメキシコに乗り込んでしまう孫娘です。ここからは、かなり悲惨な状況で目を覆いたくなるシーン満載でした。
って、ここで思い出したのが、そういえばランボーって暴力映画だったんだ!ということでした。しっかりR指定ですもんね。前作までは、軍組織なんかが相手でしたので戦争映画っぽいイメージが強かった分、暴力というイメージは余り湧きませんでしたが、本作は人身売買組織で可愛らしい孫娘が被害者で、非人道的過ぎる仕打ちの数々を見せられるので、余計に残酷さを感じます。
その分、犯罪組織へのラストの復讐劇は、スカッとしましたよ!ラスト30分だけは、しっかり強いジョン・ランボーでした!様々な罠を駆使して、スプラッター映画も顔負けな人間チョンパや人体破壊で残酷殺戮シーン満載でした。戦場でなく自宅の洞穴でやってしまうのですから、驚きです。歳をとっても、ランボーを怒らせたら怖いんだってのが痛いほどに分かりましたね。
結局のところの感想としては、映画としては面白かったし懐かしい気持ちにさせられたんで満足ではあります。が、できれば、ランボーシリーズの昔の映画の良い思い出は、塗り替えずにそのままにしておきたいところなのでこれで最後でお願いします!