さすらい農場

ランボー ラスト・ブラッドのさすらい農場のレビュー・感想・評価

3.9
この男在るところ、全て戦場
すいません完全にナメてました。面白かったのです。
最初は、普通の牧場じいさんを見ながら
これはランボーじゃなくても…
[コブラ 〜晩年〜]とか[その後のスペシャリスト]とかでもいいんじゃないの?
なんて思ってましたが、みるみるランボーに戻っていきましたね(いつまでも軍用ダウンジャケットが好きなランボー)。
今までベトコン、アフガン、ミャンマー政府軍と、あらゆる軍隊と戦ってきたけど、今回の敵はPart1の [地元保安官&州兵] を下回る [ポン引き組織のチンピラ軍団] ですが、ラストだけあってシリーズ屈指のボルテージ!
怒りのアジョシ(言語無視)の恐ろしさは本気(ガチ)のホラー映画以上。
戦場モードのランボーは阿修羅の如く無双なのです。
どれほど残虐でも、相手は同情の余地はカケラも無いクズだから不思議なほどウェルカム(危険ですね)
考えてみれば…悲しみを爆発させた1作目以降、ランボーは一貫して[戦争で麻痺した男]だったから、本作ほど人間らしいランボーは初めて見た。それだけに悲しみの深さも甚大です。。
孤独の中でしか穏やかな日々を過ごせない悲しい性の戦争男(ウォーズマン)に幸あれ!
評価は感謝を込めて3.9!