風来坊

ガン・ドッグの風来坊のレビュー・感想・評価

ガン・ドッグ(2018年製作の映画)
3.0
原題はHOTDOGでなぜガンドッグになったのか?武器庫だから?センス無いわぁ。ジャケット写真もこれじゃない感…。おまけにフィルマークスのデータでは日本映画になっているし(笑)

冒頭から写真記憶という能力を観客に知らせているのに、それをフルに活用する場面が少なく宝の持ち腐れ…。
オタク女子の恋模様や大統領の娘への恋愛感情やら親子の絆やらデコボコトリオの友情など盛り沢山ですが、詰め込み過ぎなのとどれも中途半端に終わっているのが残念。

デコボコとドタバタが過ぎて締まりがありません。脱力する所とカッコ良くキメル所のメリハリが必要。コメディの部分も笑える物が非常に少なく残念。笑いの質が日本とは大分違う感じ。ドイツでは大ウケなのかも知れません。

ティル・シュヴァイガーさんは武力に長けているけど単細胞な刑事を熱演。もうこの手のタフガイぶりが板に付きすぎて新鮮味は無いけど安定感抜群。
写真記憶を能力に持つコミュ障の青年役の俳優さんも良い味を出しています。局長役の俳優さんのキレぶりが面白い。

アクションシーンはシュヴァイガーさんが出演しているだけにしっかりしていて迫力があります。突き抜けた面白さには欠けますが、ドタバタコメディアクションとしてはまずまず楽しめた映画でした。

何時ものカッコいい、シュヴァイガーさんを目当てに観るのはオススメしません(´・ω・`)
風来坊

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