KazueHagiya

永遠に僕のもののKazueHagiyaのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.5
歴史もの、クライムものが好きなので公開前からチェックしてました!ビジュアルも綺麗でしたからね…
いざ観てみると、最初はテンポよく話が展開していって面白かったです!!
ひょえー、まさに息をするかの如く悪事を働くな(◎_◎;)!って思いながら観てました。吸い込まれそうなぐらいに妖艶な、アルゼンチン史上最悪の犯罪者でしたね!
でも中盤以降は失速した感じが否めなかったですね…なんか同じようなシーンや流れがぐるぐるしていたように思えました。終盤に逮捕されたところなんかは急ぎすぎてて、、、こういうシリアルキラーって逮捕された時にこそ本性が出るものじゃないですか?なのにそこを描かなかったのはもったいないなと思いました。
これってアルゼンチンの監督・キャストがアルゼンチンの観客に向けて作った、アルゼンチンで知らない人はいない有名人が題材の映画なので、モデルとなったカルロスがどんな人か知ってる前提だった気もしなくはなかったです。それはたぶん私が感じた消化不良の正体かな…って思います。

でも俳優陣の演技力は素晴らしかったです!!妖しさ、快楽、狂気の狭間で揺れる犯罪者であり、無邪気なこどもでもある主人公の人物像を見事に演じてました。目で訴えかけてくるものがありました!!
そして相棒役の俳優さんも、アウトローな人物そのままで…

本物のカルロスを調べて見てみたのですが、俳優を越える美しさでしたね!!
南米のディカプリオと評されている主演のロレンソ・フェロよりもディカプリオです(◎_◎;)!!
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