まさに疑似トランス体験できるギャスパー・ノエ監督作品。
ちょっとだけ観てみようと思ったら、つい映像に惹きつけられて最後まで観てしまった。
映画の概念を変えてしまいます。
1996年に起きた事件にインスパイアされた作品とのこと。
22人のダンサーたちのインタビューから始まり、彼らのダンス、そしてLSDによるトランス状態が描かれる。
めくるめく映像にこちらも酔ってしまう感覚。
超~長回し。ダンサーの皆さん、狂気の演技をあれだけ長く続けられるのがすごい。
俯瞰から撮るダンスシーン、逆さまの映像と字幕、赤のライティング、止まらない音楽、狂気と錯乱、雰囲気だけでこっちもトランス状態を味わっているよう。
でも、グロもエロもそんなにあるわけではない。
後半のカオスを体感した後、最初のインタビューを見てホッとした。
ダンスは文句なくカッコよくて何回か観ました。このダンスは見る価値あり!
クレジットの入れ方も斬新でこだわりを感じる。
もはや実験映画って感じ。
ドラッグ撲滅運動の広告に使用すればいいのに。それぐらい嫌悪感。
映画館では観たくはないな。