CLIMAX クライマックスの作品情報・感想・評価

上映館(7館)

「CLIMAX クライマックス」に投稿された感想・評価

ヤマダ

ヤマダの感想・評価

4.1
ギャスパー・ノエ入門用とでも言うべきか、最も見やすく、「面白い」作品なんじゃないだろうか。インタビューシーンでモニターの横に置かれている映画のVHS達、それらは本作を「こういう映画ですよ」と知らせている様で、実はそのどれでも無い。良い意味でも悪い意味でも。
後半の地獄絵図が思った程の地獄絵図でも無く、その点に関しては非常に物足りなく感じたのだが、そこに行き着くまでの、惨劇を予感させる丁寧な演出や全体を通しての良い意味での単純な色彩設計などが気持ち良く、総合的には大いに楽しませてもらった。ダンスシーンは圧巻の一言。最初のダンス、2回目、そして堕ちた後と全く異質な様相をみせる所には鳥肌が立った。
やりすぎなカメラワークで何が起きているか分からない所と相変わらずドン滑りの文字の入れ込みさえ無ければ…。
劇場で売っていたコラボ商品のサングリアジュースは美味しかった。(この時期でその量はおかしいだろと思う程大粒の氷が詰められていて難儀したが。)
あとこの映画は映画以上にこのポスターが良い。
MOMO

MOMOの感想・評価

4.0
ぴゃ〜〜〜凄かった〜〜〜
どえらいものを観ちゃった感...!
覚悟はしていたけれど、それでも
やっぱ度肝抜かれちまったや。。。
鮮烈な映像に頭はぐるんぐるんの
でろんでろん。爆音ミュージックで
胸はざわざわ、ど.ど.ど.ど.急加速!
心底胸糞悪い97分だったけど、
悔しいことにスクリーンから
ひと時も目が離せなかったな。
映画館で観れてほんとよかった...
地獄絵図とはこのことか、
っと1人心で何度も思ったよ🐙🥩
ただただひたすら叫んだり踊り狂ったり疑ったり殴りあったりの90分間。衝撃的。

ダンサーだからラリッてるときもダンスがカッコイイんだよね

映像が迫力かつクラブミュージックが爆音だから映画館で観た方が絶対楽しい

お酒飲みながら観たら気分上がりそう
悪夢の毒々大宴会

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有名振付家の呼びかけで選ばれたダンサー達は、アメリカ公演のための最終リハーサルをおこなっていた。激しいリハーサルを終えて、ダンサーたちの打ち上げパーティがスタートする。大きなボールに注がれたサングリアを浴びるように飲みながら、爆音で流れる音楽に身をゆだねるダンサーたち。しかし、サングリアに何者かが混入したLSDの効果により、ダンサーたちは次第にトランス状態へと堕ちていく。

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ギャスパー・ノエ監督作は「LOVE 3D」しか見た事ないけど、相変わらず変わった映画撮る人だ。毎回何か突飛な映画表現だったり、それを見た観客をギョッとさせるような仕掛けをしないと気がすまない人なんだろう。見る人の神経を逆撫でるのが目的じゃないかと思う。おかげで毎回賛否両論。



冒頭で「1996年に実際に起きた出来事」てテロップが出てたけど、ホントだろうか?
序盤以降はずーーーーっと風邪で高熱出して悪い夢見てる感じ。
子供の頃に交通事故で三半規管に血が溜まり、平衡感覚を失ってずっと天井も床もグルグル回って立てなくなったの思い出す。


人間の醜悪な本性を露悪的に炙り出す。挑発的でアーティスティックなタッチで地獄レイブを生中継。
LSDを混入した犯人以外は全員被害者な訳で、なんでこんな望まない形で自分の醜悪さを露見せにゃあならんのか。
中盤以降はどんどん地獄絵図がエスカレートしていって、デビルマンのサバト化。もうホントに正視に耐える瞬間がない。延々と船酔いしながら悪夢を見てるような気分が続く。

宇多丸師匠によれば「一直線ストーリーで閉鎖空間ホラーだし、ギャスパー・ノエ作品としてはわかりやすい方、これでも」とのこと。自分には前作『LOVE 3D」のがまだ飲み込めたけど、今作はもうやりたい放題が行き過ぎて置いてけぼりになっちゃった。

「観るドラッグ」てさんざん使われた陳腐な言い回しだけど、今作ほど「観るドラッグ」がピッタシな映画ないかも(ドラッグ使ったことないから分からないけど)


映画見終わってケータイの電源入れたら『有名女優が合成麻薬で逮捕』の速報。……までが1セットで思い出に残る。悪夢みたいな傑作。一見の価値はあるけど、人生のうち一回見れば十分。


111本目
kairi

kairiの感想・評価

4.5
20191121
強烈な体験は出来るけどクライマックスがどこなのか不明瞭で消化不良。
何が起きているのか分からないシーンがあったり、逆に説明が過多なシーンがあったりがやや残念。

上記以外は大体最高。

2回観たら繋がりそうだけどそこまで大事でもなさそう。

初見は映画館が良いと思う。
股旅

股旅の感想・評価

4.7
冒頭、オーディション映像が映るモニター。その傍らに積み重なったビデオの数々。「サスペリア」「切腹」「ポゼッション」「ソドムの市」本作を構成するエッセンスは既にそこで赤ら様なまでに示されるので、あとはその狂騒に身を委ねるだけで良い。ジャンルの枠内に収めているので意外と親切設計。ギャスパーノエ作品の中でも最もポップな仕上がりだと思う。

件の10分間ノンストップ舞踏は眼福以外の何物でもなく、あらゆる種類のダンスムーヴと疑似性交が同居した万華鏡空間の現出に血圧がブチ上がる。間違いなく本作の白眉といってよいだろう。だが真に恐ろしいのはノエの本懐はその先にあると知ることである。抜群の統率とキレはその撒き餌としての役目を十全に果たしている。

物語がゆっくりと第二幕に移行するのは打ち上げに切り替わる直後のパンから。供されたサングリアと鳴り止まない90sディスコが地獄への呼び水。LSD による幻覚がグズグズと脳味噌を溶解させ、リビドーと本能が剥き出しとなったその瞬間、空虚な肉体の運動だけが浮き彫りとなっていく。
映画はフィジカル、すなわち人間の身体性を常に描いてきたメディアだが、ここでは限りなく露悪的なアプローチでその特性を利用してみせる。意思すらなく、ただ回遊する人体の不思議。魂はどちらへ?

カメラは長回しで人物を捉え続けるが、目まぐるしく対象はスイッチされ、背後に映る人間も踊り、泣き、叫ぶ。とにかく忙しない。
低俗が極まりすぎて途中からなぜか崇高なものを観ている感覚に陥る映画は最高なのだけど、この映画はそれの最高峰。いいもんみた。
緩急が不規則すぎるカット割、定点だったりぐるんぐるんだったり落ち着きのないカメラワークに序盤から徹底的に観客の平衡感覚を狂わせにくる。

三半規管の主導権を映画に奪われ、LSD入りサングリアの酔いでこちらの足元が段々とフラついてきた最高のタイミングで、待ってました!ノエ印のカッコよすぎるタイトルバック。
さぁここからが地獄のはじまりだという大先生の宣言のようで、たいへん痺れました。

そしてそこから後半戦は真っ赤なサスペリア2018も真っ青になる怒涛の狂乱。
ギャスパー・ノエは何の変哲も無い山荘に、地獄を現出させた。

これはもう悪魔降臨の儀、まんま『デビルマン』のサバトでしょう。
完全に正気を失う人たち、画面には映らないものの序盤で示される十字架の存在、穢れなき生贄をもって赤く染まる部屋、ひっくり返る天地。
人間にデーモンが完全に憑依する瞬間を目撃した。

暗い画面で蠢く有象無象は、もはや人として認識できない何かに変異していた。

ストーリーなんか最低限でも面白い映画は作れるんですよ。ご馳走様でした。
nagisa

nagisaの感想・評価

4.0
th-1
ぐるぐる回って回って、俯瞰で見せたかとおもえば、接近しての主観撮りで観るものをぐるぐると巻き込んでゆく。気持ちいいね☺️
SORA

SORAの感想・評価

2.8
俺が分かってないだけでギャスパーノエは本当に天才なんだろうよ。
c

cの感想・評価

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見たあとしばらく震えてた

最初のダンスとかクレジットの出し方かっこよすぎる最高だ〜
ただ下ネタとか妊婦の件は自分の無理なラインを超えてしまって辛かった

最後に信じられるのは自分だけなのでその自分が狂ってしまったら元も子もないな、と思いました薬ダメ絶対、エリカ・・・


作品に関係ないけどシアター内に薬キメてきたみたいな人いてびっくりしちゃった・・・何に笑ってたんだろう彼女たちは・・・
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