くろさわ

CLIMAX クライマックスのくろさわのレビュー・感想・評価

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)
4.0
アメリカ公演に向けて、22人のダンサーが最後のリハーサルを行う。完璧なリハーサルを行った後の打ち上げが始まった。気持ちが上がって盛り上がっている中、誰かによってサングリアにLSDを混入され、最後の打ち上げが地獄の悲劇へと変わっていく物語。

鬼才といわれたギャスパー・ノエ作品を初めて見た。今年見た映画で最も衝撃的な映画だと思う。前半の10分間のダンスシーンは最高で、BGMと映像に一気に引き込まれてしまう。そして、打ち上げからの後半の悪魔的な世界は地獄、地獄、地獄、地獄というしかない。ワンカットで進む怖さ、永遠と流れるクラブミュージック、飛び交う発狂、逆さまになる映像など。まさにカオス。

冒頭シーンやクレジットの入れ方などは超魅力的だった。

泥酔したことある人は怖くなる映画であるが、魅力的な作品。

前半と後半のギャップがえげつない作品。