しん

ハロウィンのしんのレビュー・感想・評価

ハロウィン(2018年製作の映画)
4.0
ここ数年で観たホラー映画の中で最も怖い。
オードソックスだが不穏感漂うショットの連続により、観客は終始緊迫感に包まれる。絶妙な外しと直球の演出は古典的だが非常に上手く恐怖感を煽ってくる。
カーペンターが製作総指揮に携わっているだけあり、最早カーペンターが監督したといっても疑わないくらい素晴らしいリブートに仕上がっている。
マイケルより3世代に渡るローリー一家に焦点が当てらており、親子の確執からの団結などがスピード感良く描かれた脚本も素晴らしい、今作のジェイミーリーカーティスは最強ばばあの称号を授けたい。
護送車内の襲撃シーンやラストバトルのその後は一切見せないなど大胆な省略が潔く物語に締まりがある。
また入りと終わりも素晴らしく決まっている。
セイサムシングからのタイトルバック、そしてあのハロウィンのテーマソングが流れるオープニングは身震いした。
ラストカットのナイフフォーカスのストップモーションの締めもこれだよこれ感も良かった。
エンドロール終盤のマイケルのはあはあからは次作を期待せずにはいられない。
しん

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