丹叉

3-4x10月の丹叉のレビュー・感想・評価

3-4x10月(1990年製作の映画)
4.3
話の繋がりが薄かったり支離滅裂な言動が続いたりで眠気を感じるが、不思議と集中力は上がる一方で、なんと言えば良いか、催眠状態にかかっていた。音楽が一切かからないのも相まって。そもそも北野は音楽の多用を避け、ここぞというときにだけ音楽を流すみたいで、今作は特に我々がいかに普段の映画鑑賞において感情の動きを音楽に操られていたが分かる。そして最後は、その催眠が解けるかのような、目を見張るシーンで締め括られる。
丹叉

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