美波

キングダムの美波のネタバレレビュー・内容・結末

キングダム(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

試写会で拝見しました。

原作の大ファンで、この映画化を知った時からずっと楽しみにしていました。
大好きな作品だからこそ、実写化には常々不安がつきまとうかと思いますが
この映画キングダム、最高でした…!!!

役者の皆さん一人一人のビジュアルから人物像から、とても魅力的でハマっていたように思います。これは続編やってもらわないと困る…!と思うくらいこのキャストさんで続きが観たい。あの場面が観たい。と思ってしまいました。どのキャストさんがメインになってもおかしくない程、作り込まれていたように思います。

信役の山﨑賢人くん、相当身体を絞っていたようだし、躍動感のあるアクションも素敵でした。
まだ少し幼くぶっきらぼうな喋り方や歩き方まで想像していた信でした。

漂/嬴政の二役を演じていた吉沢亮くん。とにかく素晴らしかった…!!!漂のまだ子供っぽく柔らかい笑顔、政の王としての精悍な顔つきや力強い眼差し、見事に演じ分けていました。
特に、漂が昌文君らと馬で逃げる際に(王として)檄を飛ばす場面には震えました。

そして、原作を読んでいるからこそ一番想像のつかなかった王騎将軍役の大沢たかおさん、凄い…!!!話し方から肉体、振る舞い、完全に大将軍王騎がそこに居ました。続編があるとしたら大沢たかおさんに是非"あの場面"をやって欲しい!絶対にボロ泣きする自信ある…!

個人的に、左慈役の坂口拓さん。もう、かっっこよすぎて最高でした!!!
アクションや剣さばきはもちろん、気だるそうな猫背の左慈にときめいてしまった。もっと観たかったなぁ。笑

王弟役の本郷奏多くん。
王族の血統のみを尊重しその他の人間を見下す歪んだ性格に育ってしまったお坊っちゃん。奏多くんすごい上手かった!!!
成蟜が今後、政の影響を受けて変わっていく姿やお嫁ちゃんとのお話も大好きなので、また奏多くんで見てみたいなぁ〜。

本編の序盤から「あぁ、この場面をこんなに素敵に映像化してくれてありがとうございます…!!!」と感動しながら観ていたら涙がじわじわ来て、それ以降もずっと涙を滲ませながら気が付けばエンドロール。2時間ちょっとあるのに、あっっという間でした。

公開したらまた観に行きたいです。
美波

美波