意外な良作！それもそのはず主演は安定した良作マーシャルアーツ映画を量産する信頼できる男スコットアドキンスなので本作も安心保証の良作です。
いつものスコットアドキンス映画と違うのは役柄でいつもなら3度の飯より格闘好きのボイカや流れ者を演じることが多かったが本作は道場の経営に苦しみ止む無く借金取り立て屋になってしまう可哀想な役柄で悪そうな借金取り立て屋というよりは借金クズのボディガードと一戦交えなくてはならない巻き込まれ型。人間味のあるキャラクターです。「デッドロック」や「ニンジャ」のようなエクストリームマーシャルアーツは見れませんがストリートMMAはチャールズブロンソン辺りのオーソドックスな格闘映画として懐かしみのある仕上がりです。
借金の取り立てからとある親子を守らざるを得ない状況に立たされてしまい親玉と銃撃戦を展開するクライマックスの熱さ。誰かの人生を破壊する借金取り立て屋が親子の人生のために立ち上がる皮肉にも思えるラストは不覚にもジーンとさせられましたね。
