素直緒36歳

ザ・ファブルの素直緒36歳のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ファブル(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

原作漫画所持。原作読んでるか読んで無いかで評価分かれそうな映画です。原作は傑作と言っていいほど面白いです。実写版はスルーしてたんだけど映画2作目も決まったんで観賞。DVDで。


まぁ全くの別物、岡田くん主演のアクションコメディとして観ればそれなりに楽しめると思います。ですが漫画の実写版としてはかなりイマイチでした。自分は全く楽しめなかった訳じゃないけど、気に入らない所が多かった。

良かった所から。
まずキャストはかなり良かった。ビジュアルがかなり違う人もいたけど大体満足。
岡田くんのアクションと、演技では柳楽優弥くんとヤスケンさんが良かった。

良くなかった所。
原作と違う改変された部分。主人公がお世話になるヤクザ組織の真黒組が真黒カンパニーとかいう会社になってる。明らかにヤクザなのに無理あるだろw組長が会長で若頭が社長とかwデリヘルの事を花屋とか酷過ぎる。その為、そもそも原作とか関係なく映画全体の話が違和感だらけです。

アクションは気合い入れて海外の有名なアクション監督とか呼んだり動ける岡田くんも頑張ってたのだが、それが無駄になるような撮り方の問題か演出の問題か上手くいってなかった印象。そもそも原作のファブルの強さを表す演出が全く出来てなかった。本来は強すぎて他の殺し屋が全く歯が立たないんですが、映画版では福士蒼汰君扮するフードの殺し屋と最後相打ちみたいになります。あそこは萎えるそんなはずないと。
映画なんで原作通りだと絵面が地味だからか、最後のアクションシーン敵がワラワラ出て来て(ゾンビ映画かよw)岡田くんが動けない位のぎゅーぎゅー詰。敵が多すぎて持て余しててファブルの強さが伝わらない結果に。
あと見ないと分からないと思いますが、冒頭のアクションシーン CGでとある演出がされてるんですが(アイデアは良い)使い過ぎ。逆にスベってクソダサい感じになっちゃってて草生えた。


映画的には難しかったかもしれないけど、人間関係とかにもっと時間割いてアクションはチョロっとでよかったんじゃないかなぁ。圧倒的な強さが分かればいいだけなのでぶっちゃけアクションはそこまで重要じゃないんです。

まぁキリが無いんでこの辺しときますが、原作ファンはスルーでもいいかな気になるとこ多すぎて集中出来ない。原作未読なら気軽に観れるアクションコメディといった感じでオススメ出来ます。

ちなみに来年公開の2作目は好きなエピソードが実写化されるので多分観ます。まぁすでに予告編で夜のシーンが昼になってたり嫌な予感がwでも原作に無いカーアクションが・・・それは楽しみ...だょ。
素直緒36歳

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