伝説の殺し屋が働き過ぎちゃってボスから１年間の一般人生活を命じられる話で、早い編集とキレのあるアクションを堪能した。
邦画には珍しく、言葉によるクドい説明を極力排した演出が良かったね。
こういうヤクザ的な抗争劇っていつも人物相関図がどうなってるのか途中で分からなくなるんだけど、本作もやっぱり混乱した。
なので細かい筋書きはいったん置いといて、キャラ達のふるまいに身を任せたら楽しめたね。岡田准一の鍛えた身体に説得力があったのと、男を酔い潰していく木村文乃の酒豪っぷりが良かったし、柳楽優弥は相変わらず目がイっちゃってる感じが怖い。
普通を演じることで人間的な感情を取り戻していくところにテーマ性を感じて、ファブルの偏った笑いのツボ、極度の猫舌、癒しのイラストの才能とかお茶目なギャップが役を引き立ててたのが印象的。
