しめの

さよならくちびるのしめののレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
3.2
多くを語らない映画。回想シーンを含めて劇的なものがあるわけでもなく、解散に至る原因もはっきりわかるわけでもなく。受け手の自由に解釈する余地がある一方で、少し退屈な印象。劇中歌はとてもよかったし、主演の二人の雰囲気も映画によくあっていると思う。音楽を通して良くも悪くも関係性が変わっていくのが丁寧に描かれていた。男女が混じり合うことで音楽グループ以外の色を持ってしまうのはリアルでもあり、ちょっと残念に思ってしまう部分でもある。これは私の問題ですがリビングで流し見だったので、いまいち印象に残らなかった。