にゃんじろう

さよならくちびるのにゃんじろうのレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
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塩田明彦といえば、蓮見一派のイメージが強い。久々に監督として名前が出たので、どんなものか見た。

タイトルバックの小松菜奈の宙を彷徨う眼差しにやられる。こんな視線出来るのも日本だと小松菜奈だけだろう。狙って、引き出す監督もすごいぞ。

門脇麦も良い。映画で内向的な性格を演じるいうのは、かなり難易度高いと思う。映画という動的な表現の中で、内向的な性格を描写する場合、よく焦ったくなりがちだが、門脇麦なら見ていられる。

全体的には2000年代に見た邦画に近い懐かしさがあった。「アイデン&ティティー」「さよならCOLOR 」とか、あの頃見た邦画の印象的に近かった。「リンダリンダリンダ」の製作会社のマッチポイントが作ったせいでもあるかも。
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