キミシマユウキ

デス・フロアのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

デス・フロア(2017年製作の映画)
3.2
サラリーマンのクラウディオはある日会社のオフィスに向かう途中のエレベーターで閉じ込められてしまい周りに助けを求めるが、
彼の周辺でもある出来事が起きていて・・・・


2017年イタリア産のエレベーター&ゾンビホラー映画。
『サンゲリア』等を生み出したイタリア産ゾンビ映画の新作ということで鑑賞。


 「神なんてここにはいない。
    あるのはくそだけだ。」


アイディア1本勝負のゾンビ映画。
「エレベーターに閉じ込められる恐怖」
      ×
「外に出たらゾンビ・アポカリプスな恐怖」
を掛け合わせ、主人公の心情が
「早くここから出してくれ!!おい!!みんな!
 ・・・え?いや!!やっぱり出さなくていい!!」
みたいな雰囲気になってくのが面白い。
(※上記セリフは筆者の想像です)
個人的に昔から何故かエレベーターが嫌いで、究極に避けるタイプなのでもう序盤の閉じ込められる閉塞感とかたまらなく絶望。
その後のゾンビパニック描写も上手くエレベーター設定を活かせていてよい。

castは全く知らず、主演の男の人がひたすら頑張っておりました。

アイディアだけで挑んでまぁまぁなクオリティで頑張ってくれた今作。
でも日本のゾンビ映画オタク達を捕まえたいなら間違いなく邦題は
『エレベーター・オブ・ザ・デッド』
のほうが売れたと思います(笑)

エレベーター嫌いな方、ゾンビ映画好き、そして~オブザデッド系の題名だとすぐ借りちゃう同志諸君にはオススメの作品。